都市部における雨水貯留タンクシステムによる雨水再利用
18:48 |最近の日本においては、特に都市部における道路のアスファルト化並びに駐車場や広場などのコンクリート化されています。このため、緑地や地面の土自体が占める面積がどんどんと減少することによって、雨水が地下に浸透しにくくなる環境ができあがり、雨水の自然のサイクルがかなり崩れてきている状況にあります。そのため、短時間の豪雨であったとしても、雨水が一気に河川や下水道に流れ込むため、都市型水害が頻発している状況にあります。また、下水道の方式が汚水と雨水の合流式となっている市町村においては、雨水によって下水処理施設の処理能力を超えることから、そのまま雨水が汚水とともに河川に放水されるため、河川や海の富養化の大きな原因にもなっています。
本来は、天の恵みである雨水を再利用せずに、そのまま河川や下水処理施設に流してしまうよりも、こうした現代の雨水が抱える課題を少しでも解消につなげるためにも、たとえ小さなことであっても手助けを行っていきたいものです。つまり、各家庭で屋根から樋を伝って流れてくる雨水を貯留タンクに貯留することによって、それを植木への潅水や洗車などに再利用し、あるいは、非常時の防火用水や断水時の水洗トイレの水に利用することなどは、雨水の再利用という観点に加え、上水道や下水道を処理する場合に必要とされるCO2の削減にも役立つものとなります。
また、雨水貯留タンクから植木に潅水することによって水を地下に返したり、アスファルトに打ち水をすることによって都市部のヒートアイランド化を少しでも緩和したりと、何か一つでも工夫することによって、さまざまな地球環境を考えた雨水の再利用方法があります。
家計を預かっている立場からは、雨水の再利用は水道代の節約にもなります。雨水貯留タンクなどで一度雨水の再利用をする仕組みを作ってしまうと、これまで憂鬱に思ってきた雨の日が、逆に待ち遠しくなります。ウキウキとしながら雨の日を過ごして、貯留タンクが満杯になるのを待つという気持ちは雨水の再利用している人なら誰でもが持っています。
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