1 月 23
CHD8の解明が、がんを撲滅する?
20:53 |
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CHD8の解明が、がんを撲滅する?
九大生体防御医学研究所の中山敬一教授(細胞生物学)のグループが、がんを抑制する遺伝子「p53」の働きを妨げる蛋白質を特定したとのことです。この蛋白質はがんを誘発する機能があり、増殖すると、がんを発症しやすくなると考えられているとのことで、蛋白質の働きを解明することで、新たな抗がん剤の開発につながる可能性もあるということです。論文は、18日の英科学誌"Nature Cell Biology"電子版に収載されています。*2
p53は、異常な速さで増殖するがん細胞などを根絶するため、細胞を自滅に導く機能があるのですが、がん細胞と同レベルの速さで著しく増殖する胎児期の細胞はp53の影響を受けず、その理由は謎とされてきたとのこと。
中山教授たちの研究グループは、p53に結合して、胎児期に多く生産される蛋白質「CHD8」に着目し、胎児期のマウスによる実験で、CHD8が結合したp53が機能しなくなることを突き止めたということです。また、これまでの研究では、培養したがん細胞ではCHD8の発現量が多く、マウスにCHD8を皮下注射するとがんを発症する傾向も出ているとこのことです。
つまり、CHD8は、がんを誘発する「がん遺伝子」であって、CHD8の機能を抑える薬を開発すれば新しい抗がん剤になると期待できるということです。
この研究の成果がうまく生かされれば、人類は、また一歩、がん撲滅に近づくことになります。
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